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「いぬやしき」

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ヨーロッパ映画など(英語圏以外)」
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楽しみながら作りました「比較レビュー」も是非、ご覧下さいね

2018年公開の日本映画の紹介です

監督は佐藤信介。
漫画雑誌『イブニング』で掲載されていた奥浩哉の同名の漫画がSF映画です。
主演・出演は、木梨憲武佐藤健本郷奏多二階堂ふみ三吉彩花生瀬勝久濱田マリ斉藤由貴伊勢谷友介


東京都。
奥まったところに一軒家を買ったばかりの犬屋敷壱郎は、妻や息子・娘に相手にされない日々を過ごしています。
会社でも売り上げが悪い犬屋敷は、年下の上司に怒鳴られる始末です。
ある日健康診断の再検査で、「末期がんで余命2か月」と言われますが犬屋敷はそれすら家族に話せないでいました。
捨てられていた柴犬のはな子を飼いたくても妻の猛反対にあい、犬屋敷ははな子をつれて公園に来ました。
ベンチに青年が座っているのを見た直後、空が光り、爆発に巻き込まれて犬屋敷は気絶してしまいます。
目を覚ますと見た目は普通の犬屋敷ですが、味噌汁の味がしなかったり、水をがぶがぶ飲んだり変な行動を取ります。
極めつけは背中から金属のようなものが飛び出し、犬屋敷は幻覚と思ってしまいます。
ところが、ある日瀕死の鳩を見つけ両手で包みこむと鳩はみるみる回復して飛んで行きました。
一方、公園の青年・獅子神は、不登校の友人・安堂を訪れ、機械になった体を見せ、更に腕をふるだけであらゆるものを動かすのを見せます。
その後獅子神は母を不幸にした父親を訪れ、指だけの武器で惨殺してしまうのです。その時、
「助けて」
という声を聞き付けた犬屋敷は、惨殺の一家を目の当たりにし、死んでしまったら救えない事を悟ります。
すると目の前に、以前見た青年・獅子神が現れ、犬屋敷に指鉄砲を向けたのです・・

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この映画は、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で、インターナショナルコンペティション部門のグランプリ/ゴールデン・レイヴン賞を受賞しているんですね。 

犬屋敷壱郎役は、お馴染みとんねるず木梨憲武
16年ぶりの主演映画、公開時は56歳です。
キャスティングについて、「世にも奇妙な物語/思い出を売る男」で演じた記憶を売って生活しているジジイが目にとまったとか。
CGなどの撮影で様々な苦労があったようで、空を飛ぶシーンの200数カットある絵コンテ通りに1秒とっては20分待つという繰り返しなんかもあったとか。

※ 因みに16年前の主演映画は、市川準監督の
竜馬の妻とその夫と愛人」(2002)