面白かったですねー
富豪の女性が監獄の収監女性を癒す為に訪問するという、奇抜なストーリー展開です
思わぬラストも予測不可能でした
「このミステリーがすごい」の第一位に輝いている作品ですが、ジャンルはミステリーに絞られない気がします。
女流作家じゃないと書けない繊細なストーリーです
サラ・ウォーターズはイギリス・ウェールズ出身です
本書の解説から・・
『19世紀の英国を舞台にとり、孤独な令嬢と、令嬢が慰問する監獄の謎めいた霊媒女性との交流を縦糸にしながら、そこに次々と不吉な色調の糸を織りまぜ、やがて美しくも残酷な文様を浮かび上がらせる精緻な作品……極めて繊細で垢抜けた、しかし冷徹非情な物語。』